スズキスイフトスポーツ』を手に入れたことで念願だったオーディオインストールを本格化させた関根さん。そこでインストールを相談したのが栃木県のLCサウンドファクトリーだった。2ウェイスピーカーの導入に始まり高音質化のステップアップが始まった。

◆クルマの乗り換えがきっかけになって念願のオーディオカー作りをスタートさせる

かつてR34日産『スカイラインGT-R』に乗っていた関根さん、その頃からオーディオに興味があって、いつか高音質化したいと思っていた。

「音の良いクルマにしたいと思っていたんですが、さすがに34GT-Rをオーディオカーにする勇気は無くて延び延びになっていたんです。でも、いずれクルマを乗り換えたらオーディオを本格化させようという計画だけはいつも持っていました」

数年前にスイフトスポーツを手に入れたことで、長年温めていた計画が一気にスタートすることになる。いよいよオーディオメインのクルマ作りがスタートすることになった。

「ただ、最初の頃はオーディオについての知識はそれほどありませんでした。そこでオーディオをインストールしているクルマ仲間にいろいろ相談している中で、オーディオプロショップを紹介されたんです、それがLCサウンドファクトリーでした」

周囲のオーディオ知識を借りながら、ついにオーディオプロショップへとたどり着いた関根さん、レベルの高いオーディオインストールをスタートさせるには願っても無い環境が整った。

◆友人紹介のプロショップでインストール開始、2ウェイスピーカーの取り付けが最初のメニュー

「すぐにショップに行ったんですが最初の頃はオーディオの知識もほとんど無くって“オススメはありますか?”“どうすればいいんですか? 良くわからないんですけど”といった素人の会話にしかならなかったんです。でもショップのスタッフからいろいろ提案されて少しずつシステムの方向性も見えてきました」

LCサウンドファクトリーで相談する中で、まずはフロント2ウェイスピーカーのインストールを実施するのが良いのでは? というグレードアップの案を採用、さらにそのために用いる“良く鳴るスピーカー”として提案されたユニットのひとつがグラウンドゼロのGZRC165-2SQ-IVだった。

「スピーカー交換をすることが決まって純正位置に取り付けてもらいました。すると音が激変したんです。それまで高音質オーディオの経験がほとんど無かった自分が聴いてもすごい良い音だってわかる明らかな進化ぶりでした。音を聴いていると長年欲しかった高音質はこれだったんだと思えてきました」

音の進化ぶりに気を良くした関根さんは、ここから徐々にシステムアップを開始することになる。

「その後しばらくしてデッドニングもして車内も静かにしてもらいました。どんどん音が良くなって行くスイフトを見ているとワクワクして、もっと良い音にしたいと思えてきたんです。そこでLCサウンドファクトリーを紹介してくれたクルマ仲間と“次はどんなシステムアップが効果的か”なんて話をするようになりました」

◆高音質化の醍醐味を知ってDSPアンプを導入、目の前でアーティストが歌う感覚に魅了される

クルマ仲間とのオーディオに関する会話が楽しくなっていた関根さん、システムアップの具体的は計画も話題に上ることが多くなる。

「その頃から“次はDSPの追加かな?”とか“3ウェイ化やサブウーファー追加もあるよね”といった話題で盛り上がっていました」

そんな計画の中から最初にセレクトしたのはDSPアンプの追加だった。既存の2ウェイスピーカーをさらに良くするためにはDSPアンプによる調整が効果的だと判断したのだった。

「DSPアンプを取り付けて調整してもらったところ、音が目の前のフロントウインドから聴こえてくるようになったんです。それまでのようにスピーカーから音が出ている感覚では無く、車内の空間から音が出ている感じがなんとも新鮮でした。まさに目の前でアーティストが演奏している感覚で臨場感も一気にアップしたんです」

合わせてボックスタイプのサブウーファー+パワーアンプも追加して低音の強化も開始。こちらも想像以上の効果でオーナーの満足感もどんどんアップして行った。

「サブウーファーを追加したら低音が厚くなって、音のバランスもすごく良くなっていきました。整った気持ちの良い音になった感覚です。何かをすると次々と音が良くなるので、どんどんオーディオへの興味が強くなっていったんです」

念願だったオーディオのシステムアップを開始すると、一気に高音質化に魅了されて次々とステップアップを実施して行く関根さん、次回の後編では3ウェイ化に発展する経緯を紹介していこう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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