日本の自動車メーカーが送り出すBEVは、まずは軽商用車の分野で競い合うようだ。ホンダからN-VAN e:が登場し、スズキ、ダイハツ、トヨタの三社は、共同開発の軽BEVで迎え撃つ。スズキ eエブリイは2025年参戦だ!!

※本稿は2024年8月のものです
文:ベストカー編集部/写真:スズキ
初出:『ベストカー』2024年9月26日号

■国産三社連合生まれの軽商用BEV

三社合同開発の軽商用BEV。主にラストワンマイルの配達で役立つはずだ

 軽商用BEV戦線ではすでにホンダからN-VAN e:が投入されているが、このeエブリイはその対抗馬となる。

 スズキ、ダイハツ、トヨタの三社で共同開発したBEVパワートレーンを搭載し、航続距離はWLTCモード200km。ライバルのN-VAN e:と同等のスタミナを誇る。

 トヨタ版はピクシス、ダイハツ版はハイゼット、そしてスズキ版はeエブリイがラインナップされる。

 パワートレインは、効率的なラストワンマイル輸送に最適な仕様を追求し、一充電当たりの航続距離は200km(発表されたスズキの資料でも200kmと明記)を見込んだBEVとなり、配送業等のお客様のニーズにしっかりとお応えできる車両を目指して、現在開発を進めているという。

 価格は量産効果が見込めるため、N-VANより安い、補助金込みで200万円以下になるだろう。

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