エレクトロニクス商社のリョーサンは11月20日、トヨタ自動車のカーボンニュートラル推進を目指す取り組み「TOYOTA UPCYCLE」に初めて参画し、リョーサンテクラボコラボノベルティ(以下、「コラボノベルティ」)を共同開発したと発表した。
TOYOTA UPCYCLEは「“モッタイナイ”を“もっといい”へ」を掲げ、自動車製造過程で発生する端材などを活用して、バッグやカードケース、衣服などの製品を作り出している。リョーサンは、この取り組みの考え方に賛同し、ペンケース、IDカードホルダー、しおりといった日用品をコラボノベルティとして制作した。
コラボノベルティは、リョーサンテクラボのロゴやカラーを取り入れたオリジナルデザインで、環境に優しいだけでなく、機能性やデザイン性にも優れている。レクサスなどに使用されている上質なレザーの質感を味わえるほか、ものづくりの現場で発生する端材ならではのマーキング、傷、肌荒れ跡もアップサイクルのストーリーとして楽しめる工夫がされている。
この共同開発は、エレクトロニクス業界の担当者が集まる交流会から発展し、トヨタの中村慶至氏(TOYOTA UPCYCLEプロジェクトオーナー)とリョーサンのエンジニア信田正人氏が偶然出会ったことがきっかけとなった。両者の環境への思いが一致し、コラボノベルティの製作に至った。
リョーサンは今回の取り組みを通じて、トヨタのTOYOTA UPCYCLEを支援するとともに、環境問題に対する取り組みを続けていく方針だ。エレクトロニクス商社としての専門知識と技術を活かし、持続可能な社会の構築に貢献することを目指している。
この協力は、異なる業界間のコラボレーションによる環境配慮型製品開発の新たな可能性を示すものとなる。
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