1/64スケールクラスで、市販車からレーシングカー、チューニングカーやカスタムカーまで網羅した世界中のクルマをラインナップする、アメリカ生まれのミニカーブランド『ホットウィール(Hot Wheels)』。今回は新旧レースモデルと、1990年代の和製スポーツモデルを厳選した注目のシリーズが登場する。早速それぞれのラインナップをご紹介!

IMSAで大活躍中の『ポルシェ 911 GT3 R』が登場、世代を超えてレーシングカーが共演

市販車ベースのレースマシンを集めた『カーカルチャー・レースデイ』が登場

ダイキャストシャシーと“リアルライダー”と呼ばれるゴムタイヤを採用した、ハイクオリティな仕様のプレミアムカーは、市販車ベースのレースマシンを集めた『カーカルチャー・レースデイ』の新作登場がトピックだ。

“レキシー”ポルシェ 911 GT3 R【992】(11月23日発売)

まずは「“レキシー”ポルシェ 911 GT3 R(992)」。アメリカのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦するAOレーシングのマシンを、新規金型(ニューキャスト)で再現している。グリーンのボディには実車同様、ティラノサウルス・レックスにインスパイアされたリバリーが施される。

“レキシー”ポルシェ 911 GT3 R【992】(11月23日発売)

911GT3は、1999年に996型へ初設定。軽量ボディに専用設計のフラット6を積む自然吸気911の最高峰で、FIA GT3カップのホモロゲーションモデルだ。このカップより上位にあたるのがGT3Rで、ル・マン24時間などで活躍。992世代のGT3Rは2023年に登場し、4.2リットルで565psを発生する。

2023 日産 Z GT4(11月23日発売)

2023 日産 Z GT4」は、RZ34型こと現行フェアレディZをベースにした、GT4規定のカスタマー向けレースカー。実戦投入は2023年シーズンで、エンジンは3.0リットルV6ツインターボで、450ps/600Nmを発生する。

2024年に入り、ベース車がZ NISMOへ変更されたため、実車は1年限りで見納めとなった。ホットウィールでは、専用の空力パーツや冷却ダクトなどを備えた競技車両らしい姿に、量産モデルとは異なる新規金型を用意している。

2018 ベントレー・コンチネンタルGT3(11月23日発売)

2018 ベントレー・コンチネンタルGT3」は、3代目コンチネンタルGTのレース仕様だ。コンチネンタルGTのデビューは2003年で、フォルクスワーゲングループに入ってから新開発された初のモデル。レースとは無縁と思われたラグジュアリークーペだが、2代目は2013年にGT3マシンが登場した。4WDではなく後輪駆動を採用するなどして、市販車より1トン近く軽量化。

3代目のGT3は、2017年に発表。今回のグリーンを基調としたストライプやGT3ロゴは、発表時のマシンをイメージしたものだ。

BMW 320 グループ5(11月23日発売)

BMW320 グループ5」は、E21型こと初代3シリーズのレースマシン。グループ5は市販車のシルエットを持つフォーミュラカー、いわゆる“シルエットフォーミュラと”呼ばれたカテゴリー。ベース車の面影はあるものの、中身はまったく別物というほど大幅に改造されている。

1976年にスタートしたグループ5で、圧倒的な強さを誇ったポルシェ935に対抗するべくBMWが投入した320は、最高600psに達する2.0リットル直4ターボを搭載。その迫力あるスタイリングを、当時のサーキットで活躍したマシンを彷彿させるオレンジでカラーリングした。

コルベット C8.R(11月23日発売)

コルベット C8.R」は、2020年発売の8代目コルベットがベース。1953年の誕生以来、FR一筋だったコルベットだが、ミッドシップ化は幾度となく検討されてきた。それをついに果たしたこのC8を、GMは1999年のC5-R開発時からのパートナーであるプラット&ミラーとともに鍛え上げた。

LT6.Rこと5.5リットルV8は、7,400rpmで507psを発生。市販されるコルベットZ06用のLT6は、ここから多くのフィードバックを得ている。IMSAスポーツカー選手権では、2020年と2021年にWタイトルを獲得し、2023年にはWECのクラス王者となったC8.R。今回のシルバーボディに鮮やかなイエローのストライプが走るカラーリングは、公開時の車両を再現したものだ。

90s全開なスポコンのクルマ達が蘇る!まるでリアルワイルド・スピード?!

まるでリアル ワイルド・スピード?!な『’90s・ストリート・シーン』

テーマオートモーティブアソート」には『’90s・ストリート・シーン』をコンセプトとした日本車5台が新しく加わった。パッケージデザインもどこかなつかしいレトロ感で、シリーズ5台ともにコレクション必須となるだろう。

’92 ホンダ・シビック EG(11月23日発売)

’92 ホンダ・シビック EG」は、スポーツシビックの愛称で親しまれた5代目で、1991年発売。四輪ダブルウィッシュボーンサスペンションや、可変バルブタイミング機構のVTECなど先進技術が投入され、高性能仕様のSiRに搭載された1.6リットル直4DOHCは170psに達した。

’96 日産 180SX タイプX(11月23日発売)

’96 日産 180SX タイプX」は、S13シルビアの兄弟車で、輸出仕様のファストバックがベース。1989年に登場し、シルビアのモデルチェンジ後も、1999年まで生産された人気モデルで、タイプXは、1994年に設定された2.0リットルターボ搭載グレード。今回のモチーフである後期型では、ターボ車の上位機種に位置付けられている。

三菱 ランサーエボリューションVI(11月23日発売)

三菱 ランサーエボリューションVI」は、第2世代ボディの集大成で、1999年登場。先代のエボVより空力を改善し、足回りは街乗りを考慮してややソフトに。また、エンジン冷却系の改良で、耐久性向上も図られた。翌年には、空力やトルク特性などが見直された特別仕様車のトミー・マキネン・エディションが設定された。

日産 300ZX ツインターボ(11月23日発売)

日産 300ZX ツインターボ」は、4代目ZであるZ32の最強モデルで、長く続いた280ps自主規制のはしりとなったが、輸出仕様は300psを達成した。それまでのアメリカンなロングノーズ・ショートデッキから、欧州スポーツカーを思わせるロー&ワイドに路線変更したスタイリングが特徴的。なお、このZ32のヘッドライトが、ランボルギーニ・ディアブロに流用されたことは、クルマ好きにはよく知られた逸話だ。

’95 トヨタ・セリカ GT-FOUR(11月23日発売)

’95 トヨタ・セリカ GT-FOUR」は、6代目セリカである200系の最強モデル。下駄と呼ばれたパーツで高さを上げたリアスポイラーは、2500台生産されたWRCホモロゲーションモデルの装備だったが、1997年の改良時に標準装備となった。今回は、この大型スポイラーやルーフのエアスクープを装着し、ラリーカーのテイストを感じさせるルックスに仕上がっている。

大人気レキシーポルシェ992 GT3 Rをラインナップする『カーカルチャー・レースデイ』の価格は各880円(税込)、パッケージをみているだけでも楽しくなる『’90s・ストリート・シーン』の価格は各605円(税込)

最新の市販車だけでなく、レースファンや旧車好きの心をくすぐるアイテムも豊富にラインナップするホットウィール。最新情報は公式ウェブサイトをチェックして見逃さないように!

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