米国のEVメーカーのファラデー・フューチャーは19日に、新型EV『FX』の最初の試作車が同社の中国本社に到着したと発表した。この試作車は北京からロサンゼルスへと輸送される予定だ。
試作車の出荷は、FXモデルの開発およびテスト段階の正式な開始を意味する。FX戦略は「性能2倍、価格半分」のAIEV(AI搭載電気自動車)製品を米国の消費者に提供し、「AI EVの時代のトヨタ」になるという目標に向けて加速している。
ファラデー・フューチャーのグローバルCEOのマックス・マ氏は「この出荷は、FXとその協力パートナーが米国のAIEV未開拓市場に向けて船出する始まりを示すもの」と述べ、「2025年末までに最初の車両を生産するという戦略目標を達成するための基盤をさらに強化する。次に、米国で一連のテストを開始し、極めて高いコストパフォーマンスを持つAIEVを創造します」と付け加えた。
ファラデー・フューチャーは、インテリジェントEV時代における究極のAIテクノロジーラグジュアリー市場のパイオニアを自称し、フェラーリやマイバッハに代表される従来の超高級車文明の破壊者を目指している。同社はEV企業であるだけでなく、ソフトウェア主導型のインテリジェントインターネット企業でもあり、最終的には共有インテリジェントモビリティエコシステムを実現するユーザー企業になることを目指している。
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