ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は11月18日、BMW『320d xDrive』、『320d xDrive Tr』、『523d』、『523d xDrive』、『523d xDrive ツーリング』、『623d ツーリング』、『X3 xDrive20d』、『X4 xDrive20d』について、ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールに不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2019年2月27日~2022年2月1日に製造された8車種7型式の1万4514台

ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、製造工程におけるばらつきがあったため、冷却水が漏れるものがある。その場合、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性がある。最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、エンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換え、冷却水の漏れやエンジン過熱を早期に感知させ、警告灯を点灯させる。さらに、インテークマニホールドの溶損が拡大する前に保護機能を作動させるとともに、エンジン警告灯を点灯させ、出力を制限させる。また、警告灯が点灯した場合には、排気ガス再循環装(EGR)モジュールの点検を行い、必要に応じて良品と交換する。

不具合は2件発生、事故は起きていない。

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