ほぼ60年に渡ってトヨタの屋台骨を支えてきたカローラ。12代目となる現行モデルは今年で発売6年目を迎え、そろそろ次期型の情報が恋しい。その次期型カローラの最新情報だが、画期的なエンジンを搭載して、2026年に登場する可能性が高いぞ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ、ベストカーWeb編集部

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■エンジン熱効率は50%に迫る!?

カローラは2026年に誕生60周年を迎える

 新型カローラを語るうえで欠かせないのが、2024年5月にトヨタ、スバル、マツダの3社が共同で開いた「マルチパスウェイ・ワークショップ」だ。

 ここでトヨタは、まさに内燃機関の未来を切り開くかのような2基のエンジンを公開したが、新型カローラには、そのうちのひとつである1.5L直列4気筒エンジンが搭載される可能性が高い。

 その特長だが、ひとつは圧倒的な熱効率だ。世界を眺めてみると、中国BYDが熱効率46.06%というPHEV用エンジンを発表しており、日産は次世代e-POWER用エンジンで50%超えを目指している。これらはダイナミックフォースエンジンで高効率を実現してきたトヨタを上回る数字だ。

 そこでトヨタは、新しい1.5Lエンジンでこのライバルたちに並ぶか、あるいはそれを上回る熱効率を達成してくると思われる。

 新エンジンのもうひとつの特長はコンパクトであることだ。4気筒でありながら、その容積は現行の1.5リッター3気筒エンジンよりも10%小さく、全高についても10%低いという。

 そんな新エンジンが次期型カローラにもたらすことは。圧倒的に小さいエンジンルームだ。そいつがキャビンを前進させ、ボンネット高も低くすることができるので、空気抵抗を極限まで小さくすることができる。

 こうしたエンジンの恩恵を受けて、新型カローラは高い実用性を備えつつも、現行プリウスの燃費を上回ってくる可能性が高い。

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■登場はカローラ60周年となる2026年か?

次期型カローラツーリングの予想CG。コンパクトなエンジンルームと低いボンネットが特長

 そんな新型カローラのラインナップだが、主力ボディタイプが「セダン」「ステーションワゴン」「5ドアハッチバック」となることは次期型もいっしょだろう。カローラクロスについては後発となるという情報もある。

 現行カローラはすべて3ナンバーだが、ビジネスユースを考慮してセダンとワゴンだけは5ナンバーのアクシオとフィールダーが継続販売されている。新型との併売は難しいため、この2モデルはディスコンとなる可能性が高いが、5ナンバー仕様が別に開発されるという情報もあり、注目だ。

 パワートレーンは前述した1.5リッター4気筒ベースのハイブリッドがメインになるだろうが、純エンジンモデルやPHEVも用意される。特にPHEVの燃費性能は圧倒的で、満タンの理論航続距離が2000kmを超えるという情報もある。

 エンジンルームの縮小によって客室容積が広がり、内燃機関車とは思えない広さも実現してくる次期型カローラ。2026年はカローラ誕生60周年という記念すべき年だが、このタイミングで新型も登場となる可能性が高い。登場を楽しみに待ちたい。

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