メルセデスベンツは、アップルウォッチ向けの新しいアプリを欧州で発表した。このアプリにより、ユーザーはスマートフォンを使わずに車両と直接やりとりができるようになる。

新しいアプリは、多くの顧客からの要望に応えて開発されたもので、シームレスなデジタル顧客体験の実現に向けた同社の取り組みの一環だ。

アップルウォッチ向けメルセデスベンツアプリの主な機能には、車両の現在位置に基づく走行可能距離の確認、バッテリー残量や燃料レベルの確認、車両の位置をリモートで特定、車両のリモート施錠/解錠、車から離れた後の窓の閉め忘れチェック、これらの機能により、ユーザーはスマートフォンを探す手間なく、手首の端末だけで車両情報にアクセスできるようになる。

新機能は現在、欧州市場で利用可能となっている。今後、アメリカ、中国、アジア太平洋地域の市場にも順次展開される予定だ。メルセデスベンツはこの新機能で、車を超えたシームレスで双方向のユーザー体験を提供することを目指す。

なお、アップルウォッチでメルセデスベンツアプリの機能を利用するには、ユーザーはメルセデス・ミーのアカウントを持ち、スマートフォンにメルセデスベンツアプリ(バージョン1.50.0以降)をインストールしている必要がある。また、アップルウォッチはWatchOS 9以降を搭載している必要がある。

この新機能の導入により、メルセデスベンツは顧客のデジタル体験をさらに向上させ、コネクテッドカー市場での競争力を強化していく。

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