ポルシェは、スキー界のレジェンドと共同開発した高級フリーライドスキー「PORSCHE I HEAD 106 Series」を欧州で発表した。

これは、ポルシェのヘッドデザイナーのミヒャエル・マウアー氏と、スキー界のレジェンド、アクセル・ルンド・スヴィンダル氏が長年共有してきた夢だという。両氏は、スタイルポルシェチームとHEADの開発者たちと協力し、PORSCHE I HEAD 106 Seriesを共同開発した。

マウアー氏とスヴィンダル氏は、混雑したゲレンデを離れ、人里離れた場所でのパウダースキーを好む共通点を持つ。新開発されたPORSCHE I HEAD 106 Seriesは、そんな2人の「タイムアウト」に最適な、俊敏で多用途、そして楽しいフリーライドスキーとなっている。

このスキーの特徴は、ポルシェオリジナルカラーを用いた限定シリーズであることだ。さらに、初めてラタンとフラックスという持続可能な天然素材が使用されている。上層部は透明で、内部の天然繊維が見える仕様となっており、美しさと技術の融合が実現されている。

ポルシェも自社のモータースポーツモデルに天然繊維を使用している。例えば、ニュルブルクリンク24時間レースに出場したポルシェ『718ケイマン GT4 クラブスポーツ MR』では、ドアとリアウイングに繊維混合素材が使われている。この素材は、従来の合成材料と比べてCO2排出量が85%少ないという環境面での利点がある。

オーストリアで製造されるこのスキーは、184cmと177cmの2サイズを用意。長い方のモデルは、サイドカットが131-106-127mm、ラディウスが17.8mとなっている。価格はビンディング込みで1700ユーロ(約27万5000円)で、専門店で販売されている。

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