メルセデスベンツは、次世代EV向けに新型ブレーキ「インドライブブレーキ(IN-DRIVE BRAKE)」を開発していると発表した。従来のホイール内に設置される機械式ブレーキとは異なり、新しいブレーキは電動駆動ユニットに統合され、前後のアクスルに配置される。

非常にコンパクトでありながら、摩耗が少なく、錆びず、ほぼメンテナンスフリーであることが確認されているという。これにより、耐久性と信頼性が大幅に向上する見通しだ。

さらに、この新型ブレーキは大気中への微粒子排出を防ぎ、ブレーキ音やブレーキ掃除の必要性をなくす可能性がある。ブレーキ効果は容易に制御でき、重負荷時でも性能が低下しないことが特徴だ。

メルセデスベンツが開発を進めるEV向けの「インドライブブレーキ(IN-DRIVE BRAKE)」

この革新的な設計は、ホイールとタイヤの組み合わせを大幅に軽量化し、非ばね質量を低減することで、走行特性を向上させる。また、ブレーキ冷却のための開口部が不要となるため、完全に閉じたホイールを可能にし、空力性能を最適化することができる。

この技術は、電動車両の未来を大きく変える可能性を秘めているという。

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