バブル期の終盤頃は、軽自動車も破天荒なモデルが多かった。その代表が平成ABCトリオと呼ばれている軽オープンスポーツカーたち。21世になる前に彼らは深い眠りについたが、そのうちの1台であるスズキ・カプチーノが約30年ぶりに目を覚ますかもしれないぞ!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカー編集部(予想CGイラスト)、SUZUKI

これから出る新車 60台 全掲載! スーパーSCOOP完全ファイル2025 保存版

1,430円(11/29 07:43時点) 発売日: 2024/10/23

Amazon楽天市場Yahoo

Amazonの情報を掲載しています

■スズキがこだわりまくった大傑作

1991年から1998年まで販売され、2万6583台を生産したとされるカプチーノ

 平成ABCトリオ。この名詞が指すのは、バブル期の終盤にバズリまくったアイドルグループ。ではなく、1990年に登場した軽オープンスポーツカー3台だ。

 順番に見ていくと、Aはマツダ・オートザム・AZ-1、Bはホンダ・ビート、Cはスズキ・カプチーノだ。3台の特徴を挙げていくと、AZ-1はガルウイング、ビートは世界初となるミッドシップフルオープンモノコックボディ、カプチーノはFR専用モデルとして販売された。

 AZ-1は1995年、ビートは1996年、カプチーノは1998年で生産が終了。3台とも21世紀の空気を吸うことなく、姿を消してしまった。終売してからすでに25年以上が経つが、3台とも人気は衰えず、中古車販売価格も決して安くはない傾向にある。

 軽快さやゴーカートを操っているかのような感覚を味わい尽くせるのが、ライトウエイトスポーツカーの魅力。だけど現行の販売ラインナップだと軽自動車はコペンのみだし、乗用車はロードスターの独壇場となっている。

 けれどここに来て、スズキからライトウエイトオープンスポーツカーが世に送り出される可能性が高まってきているという。ズバリ、カプチーノの復活だ!!

記事リンク

前の記事

[軽自動車]なのにガルウィング!! 乗ると恐怖を感じた[AZ-1]その理由とは?  

次の記事

現代版[ヨタハチ]が復活か!? カプチーノも共同開発へ!! 1.3LターボのFRで名車たちが蘇る

これから出る新車 60台 全掲載! スーパーSCOOP完全ファイル2025 保存版

1,430円(11/29 07:43時点) 発売日: 2024/10/23

Amazon楽天市場Yahoo

Amazonの情報を掲載しています

■令和版にもワクワクさせる仕掛けを求めちゃう!!

全長4000×全幅1700~1730×全高1230mmあたるのサイズ感になる模様で、世界的にも珍しいコンパクトFRオープンスポーツの可能性大!!

 カプチーノ復活説の背景には、トヨタ、ダイハツ、そしてスズキの3社による、共同プロジェクトが大きく関係している。これはTNGAプラットフォームとパワートレインを共用し、ボディや足回りなどは独自で開発を行うことで、コストを削減しながら小型スポーツカーを送り出す計画だ。

 振り返ると、2023年のジャパンモビリティショーでは、ダイハツが「ビジョンコペン」をお披露目。軽自動車ではなく、1.3L直3ターボを搭載したFRオープンスポーツカーとして公表がなされていた。つまり、カプチーノはビジョンコペンの兄弟車として、復活を遂げることになるだろう。

 ただし、デザインや足回りは独自開発の予定。ちなみにトヨタが復活を目論見ている小型オープンスポーツカーはヨタハチなので、それぞれがかつての名車のイメージを追求しつつ、三者三様の味わいが堪能できるように、セッティングされるはずだ。

 かつて、カプチーノは脱着式ルーフを採用し、ハードトップ、Tバールーフ、タルガトップ、フルオープンの4タイプを実現させた。魂を込めたこだわりの強さを証明している事例である。そのスズキらしい想いを、新型カプチーノにも込めてほしい。

 きっと、あなたの復活と胸が躍る仕掛けを、多くの人が心待ちにしているんじゃないかな。

記事リンク

前の記事

[軽自動車]なのにガルウィング!! 乗ると恐怖を感じた[AZ-1]その理由とは?  

次の記事

現代版[ヨタハチ]が復活か!? カプチーノも共同開発へ!! 1.3LターボのFRで名車たちが蘇る

これから出る新車 60台 全掲載! スーパーSCOOP完全ファイル2025 保存版

1,430円(11/29 07:43時点) 発売日: 2024/10/23

Amazon楽天市場Yahoo

Amazonの情報を掲載しています

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。