パーソナルモビリティメーカーのWHILLは、12月6日から2日間開催される「津和野会議2024」に参加すると発表した。
この会議は、一般社団法人津和野まちとぶんか創造センター(TMC)が主催し、地域が抱える諸課題について全国から有識者が集まり議論する場となっている。
WHILLは会場となる津和野町全体の散策に近距離モビリティ「ウィル」を提供する。また、老若男女問わず誰もが安心快適に移動できる包括的でウォーカブルなまちについて議論に参加する。
会議では「ウィルでのまちなかランチ会議&フラヌリーを楽しめるまち」をテーマに、免許不要で歩行領域を走行できるウィルでの散策を交えながら、あらゆる人にとって移動しやすい地域のあり方について考える。従来の着座形式ではなく、まち全体を会場とする全員参加型の新しいスタイルを採用することで、より活発な議論や意見交換が期待される。
ウィルでの散策とランチ会議後は、誰もが散策できる包括的なまちについて、東京2020パラリンピック開会式のDE&Iを監修し、自身もウィルを利用する栗栖良依氏とともに意見を交わす。参加者が実際にフラヌリーで得た経験なども交えながら、普段の徒歩移動では気付きにくい移動のアクセシビリティやあらゆる人が歩きやすいまちのあり方について多様な視点から考える。
近年、少子高齢化により公共交通や自動車中心の移動様式の維持が難しくなりつつある中、持続可能で住みやすいまちを目指した都市計画として「ウォーカブルなまちづくり」が重視されている。国土交通省を中心に全国各地でまちのあり方を再構築しようという動きが活発化しており、その実現の一つの鍵として注目を集めているのが近距離、特に歩行領域を担うモビリティやサービスだ。
WHILLの参画により、高齢者や障害者を含むあらゆる人々の移動の自由を確保し、活気ある地域社会の実現に向けた具体的な提案が期待されている。
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