横浜ゴムがメルセデスAMGのラグジュアリーセダン『E 53 ハイブリッド4MATIC+』向けのウィンタータイヤ「ADVAN WINTER V907(アドバン・ウィンター・ブイ・キューマルナナ)」を新発売。アフターパーツとしてメルセデスAMGのディーラーなどを通じて欧州を中心に販売が開始された。

ADVAN WINTER V907は横浜ゴムのグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」シリーズとして、約17年ぶりに新開発したウィンタータイヤとなる。

メルセデスAMGをはじめ数々のプレミアムカーへの新車装着の実績を持つウルトラハイパフォーマンスサマータイヤ「ADVAN Sport(アドバン・スポーツ)」シリーズの技術と従来のウィンタータイヤで培った技術を組み合わせることで、背反するスノー性能とドライ性能を高いレベルで実現している。降雪地での走行に対応するスノー性能に加え、ハイパワー・プレミアムカーに相応しい高速領域での操縦安定性や快適性を発揮する。

メルセデスAMG E53 ハイブリッド 4MATIC+

トレッドパターンではこれまでのウィンタータイヤで採用していたスノー性能に寄与するV字型の溝や3Dサイプを継承しつつ、ドライ路面での操縦安定性を高めるセンターリブを設けた専用デザインを採用。トレッドコンパウンドでは、優れたスノー性能を発揮するキャップコンパウンド(上層のゴム部)とドライ路面での操縦安定性を確保するアンダートレッド(基礎のゴム部)を組み合わせている。

今回アフターパーツ用に発売するサイズはメルセデスAMGと共同開発し、タイヤサイドには同社の承認を示す「MO1A」のマークが刻印されている。横浜ゴムはメルセデスAMGへの数々の新車装着用タイヤの採用実績をもち、近年ではメルセデスAMG『GLB 35 4MATIC』『CLE 53 4MATIC+ クーペ(ISG)』などに「ADVAN Sport V107(アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルナナ)」が新車装着されている。

ADVAN WINTER V907の発売サイズはフロント用が245/45R19 102V、リア用が 275/40R19 105V。なお、ADVAN WINTER V907は今回発売するアフターパーツ用をベースに市販向けタイヤの開発およびサイズ拡大を行い、2025年には欧州を中心に順次一般販売を開始する予定だ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。