BMWグループは12月3日、次世代EV「ノイエ・クラッセ」向けの電動パワートレインの生産をオーストリアのシュタイアー工場で開始したと発表した。

設備導入から0か月で最初の電動パワートレインが完成し、ハンガリーのデブレツェン工場に出荷された。

同工場の電動パワートレイン生産部門のヘルムート・ホッホシュタイナー副社長は、「今後数か月間、新しい電動モーターの複雑な生産プロセスの検証と最適化を続けていく」と述べている。

デブレツェン工場への電動エンジン供給開始は、ノイエ・クラッセとそのオーストリア製電動モーターの量産開始に向けた重要なマイルストーンとなる。

BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」

シュタイアー工場はBMWグループ最大のエンジン工場で、4700人の従業員が年間100万基以上のガソリンエンジンとディーゼルエンジンを生産している。また、新しい駆動系の研究開発を行う主要な開発センターも併設されている。

2022年6月、BMWグループはシュタイアー工場で2025年から電動駆動系の生産を開始すると発表した。現在、シュタイアーのBMWモトーレンGmbHは売上高と輸出の面でオーストリアを代表する産業企業の一つとなっている。

この動きは、BMWグループが電気自動車市場での競争力強化を目指す中で、重要な一歩となる。ノイエ・クラッセは同社の次世代EVプラットフォームであり、その心臓部となる電動パワートレインの生産開始は、BMWの電動化戦略の本格的な始動を示すものだ。

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