今年で41回目を迎えた、「タイ国際モーター・エキスポ」が11月28日から開催されている。この会場のヤマハ発動機ブースには、日本では既に絶版となった名車SR400や、配信中アニメ『Tokyo Override』コンセプトモデルが展示されていた!
文/Webikeプラス編集部生誕47周年をタイで迎えるSR! 仕様は国内ファイナルのまま
日本では2021年のファイナルモデルを最後に姿を消したSR400。空冷ビッグシングルのロードスターとして、1978年の初登場時から長く愛された定番モデルだった。クラシックな設計は踏襲しつつ、インジェクション化などの進化を続けながらも、年々厳格化する排ガス規制への適合は叶わず。とはいえ絶版となった今なお、中古車市場では高い人気が続いており、カスタムベースとしても現役だ。
このSR400のように、ファンから惜しまれながらも排ガス規制に適合せず、絶版となった名車は数多い。しかし、規制が異なる海外では生産&販売が続いているという例も多いのだ。そしてSRはというと、現在もタイに活躍の舞台を移して販売が続いている。タイは丸目&クラシックなモデルへの人気が高く、カスタムカルチャーも東南アジア一、二の豊かさを誇る国。2014年から導入が続く、SR400が受け入れられているのも当然といった風土がある。
今回のモーターエキスポでは、そんなSR400の2025年モデルが登場した。仕様は従来のまま、諸元は僅かにパワーダウンしているほかは、日本のファイナルエディションと同じだ。カラーはマットグレーメタリックとシルキーホワイトの2色が昨年から続投しており、価格も昨年同様29万5000バーツ、約129万円となる。タイでは一種のプレミアムモデルといえるプライスだが、こうして海外で生産が続く間はパーツ単位でも生産が行われており、国内オーナーにとってもパーツ供給の面から、ぜひ長く愛されてほしいといえるだろう。
ブースの目玉はヤマハがデザインを手掛ける『Tokyo Override』作中モデル「Y/AI」
今回のヤマハブースのセンターに展示されていたのは、先日11月21日より世界同時配信が開始されている、Netflixオリジナルアニメ『Tokyo Override』作中登場モデルのコンセプトだ。100年後の東京を舞台にバイクが活躍する同作では、作中のマシンにヤマハが大きく協力。レースシーンに登場するオリジナルマシンは、ヤマハデザインチームの手によるもの。
「Y/A1」というネーミングの本機は、ヤマハが以前から提唱するコンセプト「人機官能」に基づいて設計。「モトロイド」シリーズにも似た、ヤマハが考える未来のモビリティを具現化している。
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https://news.webike.net/motorcycle/425921/
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