フォルクスワーゲンは5月2日、小型EV『ID.3』(Volkswagen ID.3)改良新型の予約受注を欧州で開始した。まずは「Pro S」グレードを発売する。
改良新型は、最新のインフォテインメントシステムと操作コンセプトを搭載。よりパワフルで経済的な電動ドライブを提供する。最大170kW(231PS)の出力により、WLTP基準で最大559kmの航続を実現している。
新たに導入されたDC急速充電機能は、最大175kWの充電容量を持ち、バッテリーを予熱することで充電時間を短縮する。また、進化したトラベルアシスト機能やウェルネスアプリなどの新機能が、快適で便利な運転体験を可能にする。
新しいインフォテインメントシステムは、32.8cm(12.9インチ)の大型タッチスクリーンと直感的なメニュー構造が特徴。また、マルチファンクションステアリングホイールの操作性が向上し、新しいIDAボイスアシスタントは自然言語で操作可能だ。
強化された電動モーターは、ドイツ市場では標準で170kW。他市場では購入後に出力を150kWから170kWに増加させることができる。この「パワーオンデマンド」オプションはフォルクスワーゲンにとって新しいデジタルビジネスモデルだ。パワーを170kWに増加することで、0から100km/hの加速は7.1秒に短縮される。
また、新しい充電とサーマルマネジメント機能により、バッテリーは次のDC充電スポットに向かう前に予熱される。これにより、特に冬場において充電時間が数分短縮される。ナビゲーションシステムによるルートガイダンスが作動中の場合、次の急速充電ステーションへ向かう途中で予熱が自動的に開始される。
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