富士芝桜まつり会場を取材したので2024年の見どころを含めてレポートする。取材日現在は3分咲きだったので、記事公開時点では見ごろになっている。今年はフードもさらに充実しているので合わせてご覧いただきたい。

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

■新宿からバスで本栖湖へ!

貸切バスでの来訪も多い

 例年、満開になる前に富士急行が取材のための貸切バスを出す。芝桜まつりの時期に合わせて新宿から運行される高速バスと、ほぼ同じ条件だ。夏の富士急ハイランド取材時には複数台の貸切バスが手配されるが、今年は芝桜でも2台手配となったので、報道関係者の関心の高さをうかがい知ることができる。

まずはこの光景に圧倒される

 バス専用駐車場に到着すると、湖を介してすでにピンクで染まった会場が目に飛び込んでくる。今年は富士急行が考案した写真撮影用のカードを無料で配布しているので、全種類もらわない手はない。これは会場でぜひ使用したい映え写真用だ。

景色も富士山もお土産も撮りたい!

 スマホでも構わないが、できれば絞りが設定できる一眼レフの持参をお勧めする。目いっぱい絞っても多少ボケるが、それでも開放で「色だけしかわからないボケ過ぎ写真」よりはずいぶんといい写真が撮れる。

■カードを使おう!

富士急行が作成した撮影用カードが絶品だった

 入場口でもらったカードの使い方は簡単。芝桜のピンクをカードの絵柄の空いた部分にかざして撮影するだけだ。できる限り絞り込んでカードにピントを合わせるのがいいだろう。

カードにより使い方は様々

 ただ景色や富士山や芝桜を見るだけではなく、写真撮影も含めて楽しんでもらおうという富士急行の心意気が伝わってくる。早速昼食を食べにレストラン(カフェ)へ向かう。

■飲食はさらに充実!

ジマイエのエッグハンバーグ

 まずはメインとなるカフェでのメニューだ。「ジマイエのエッグハンバーグ」は、ワンプレートに収まるハンバーグ定食だ。ワンプレートとは言ってもボリューム満点なので、満足感は高い。あれもこれも乗せた大人のお子様ランチプレートのような遊び心がいっぱいだ。

絶品カレーパンはぜひ賞味を!

 テイクアウトのカフェスタンドでは、カレーパンやオーロラソーダ等が人気だ。ソフトクリームを乗せたフロートも選択できる。さらに毎年出ているキッチンカーはパワーアップして、山梨県にこだわらない地方の逸品が賞味可能だ。

量は結構多いので選ぶのに苦労する?

 写真は記者が注文した一例で、和牛串焼き、富士宮焼きそば、ニジマスと、周辺や遠い地の美味しい軽食を楽しむことができる。キッチンカーはすべてチケット販売により引き換えるが、チケット自販機はコード決済にも対応した最新機器を持ち込んだのが富士急行らしい。

■会場への交通

河口湖行きと新宿行きのバスが出ている

 富士芝桜まつり会場への交通は、河口湖駅からは毎時1本の直行路線バスが運行されている。これを利用すれば通常の富士五湖占の高速バスと組み合わせて富士急ハイランドや川口湖周辺観光も併せてできる。

河口湖行きの路線バスは基本的に直行

 会場直行であればバスタ新宿からの高速バスが設定されている。会場からの新宿行きは13時台と14時台に1本の2本が運行される。芝桜は季節ものなので、これだけを見に来る価値はあるが、日帰りでも新宿から高速バスで直行直帰という選択も可能だ。

■富士急ハイランドでも映え写真が?

FUJIYAMAタワーからの眺め

 帰りに富士急ハイランドへ立ち寄ってFUJIYAMAタワーに上がった。ここは富士山をはじめとする絶景を拝めるスポットだ。当然ながら撮影スポットでもあり、ちゃんと富士山に向けて記念ボードが設置してある。

山梨県側からの富士山も人気だ

 高所で強風が吹き荒れる場所なので、持ち込める荷物に制限はあるが、ストラップの付いたスマホや一眼レフカメラはOKだ。被写体と背景の富士山の両方にピントが合わなければ意味がないので、ここでもできる限り絞り込んで撮影するといいだろう。

バスタ新宿から直行直帰も可能

 目にも、心にも、残す写真にも最高の思い出をと願った形で年を追うごとに完成度が高まっていく富士芝桜まつり会場だが、ゴールはない。来年はもっとすごいモノを見ることになるのだろうか。2024年の芝桜を目に写真に焼き付けて帰っていただきたい。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。