世界一のカスタムカーイベントといえば、毎年北米で開催される「SEMA SHOW」に違いないだろう。第61回の開催となった「SEMA SHOW 2024」(以下、SEMA 2024)は、今年もアメリカ・ネバダ州に位置するラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)で開催された。

SEMA SHOW 2024

特に注目したのがトーヨータイヤの「OPEN COUNTRY」(オープンカントリー、略称オプカン)で、オーバーランドスタイルが一般化したいま、さらに幅広いユーザーに支持されている。特にトーヨータイヤのオフロードタイヤブランドであるオープンカントリーシリーズは、SUVや本格4WDのユーザーから厚い信頼を集めているのは、みなさんもご存知だろう。

国内ではキャンプ・アウトドアブームを中心として、スズキジム二ー』を代表する軽SUVトヨタRAV4』などのミドルサイズSUV~さらにはトヨタランドクルーザー』などの大型SUVのユーザーまで、どんどん勢力を拡大中だ。特にホワイトレターのアイコニックなスタイルが好まれており、それぞれが好みのカスタムを楽しんでいる。

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その熱狂的なオプカン愛は海を超えた北米も同様で、SEMA 2024では多くのオープンカントリーの装着車輌が展示されていた。そんなSUVの本場ともいえる北米市場でなぜオプカンが愛されているのか、その疑問を解き明かすべくSEMA 2024へと足を運んだ。

トヨタ&KIAブースにオプカン装着車を発見!世界最大の自動車メーカーから、新興メーカーまで幅広く支持される

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1番の注目はやはりトヨタブース。昨年度に続いて、最も注目されるセントラルホール中央に広々とブースを構えていた。今年も多くのSUV・4WDが展示されていたが、まず注目したのは北米トヨタが発売している『4ランナートレイルハンターだ。

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トレイルハンターとは4ランナーの上級グレードで「より遠くへの冒険を求める顧客のため」に新設されたグレード。まさしくオープンカントリーのコンセプトに、ピタリとハマる。このトレイルハンターには「オープンカントリー A/T III」が装着されており、純正ショックと合わせてフロント:2インチ、リア:1.5インチのリフトアップとすることで、走破性の向上とオフロードでの安定した走りを支えている。

このオープンカントリー A/T IIIは会場内でも多くの車輌が装着しており、オンロードでの快適性能~オフロードでの走行性能をうまくバランスしているタイヤだ。レクサスGX』などにもOEM採用されていることからも、その信頼性は折り紙つき。特にオープンカントリーを初めて装着するというユーザーにも、自信をもっておすすめできる。

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続いてKIAブースでは、独創的な新型EVバンの『PV5 WKNDR』を展示。ライフスタイルに合わせて色々な使い方ができるユーティリティに加えて、場所を選ばずに高い機動性を持って動くこができる「エスケープポッド」がコンセプトの車輌だ。PV5 WKNDRはSEMA 2024で初披露ということもあり、非常に会場でも注目を集めていた。

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“自然の中での長期滞在”をテーマとしており、足元には「オープンカントリー M/T」が装着された。M/Tはオープンカントリーのなかでも最もオフロード寄りのタイヤで、ブロックが大きくワイルドなトレッドパターンが特徴的だ。もちろん見た目だけでなく、走破性は抜群。特にオフロードをターゲットにしているので、会場でも多くのクロカン系4WDにマッチングされていた。

珠玉のカスタムカーが26台揃う「トーヨータイヤ トレッドパス」4台のオプカン装着車がワールドプレミア

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毎年セントラルホールとサウスホールをつなぐ通路に「TOYO TIRES TREADPASS」(トーヨータイヤ トレッドパス)を展開するトーヨータイヤ。今年も有名なビルダー達による、ワールドプレミアの26台が会場で初披露された。多くの人がトレッドパスへ足を運び、レベルの高いカスタムカーたちを見ながら楽しんでいる様子が印象的であった。

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中でもオープンカントリーを装着している車輛は4台。M/T: 2台、R/T トレイル:1台、A/T III:1台が展示されていた。オプカン装着車で注目の1台は、新製品の「オープンカントリー R/T トレイル」を装着した『1959 Land Cruiser FJ28 Pickup』だろう。

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ARB製のライトを使用したライトポッドのルーフテント、足元にはビードロックを備えたnomadwheel製のホイールに33インチサイズの R/T トレイルをマッチング。ワイルドかつクリーンな足元が決まっている。特に貴重なFJ28をここまでフルカスタムするのは、なかなか見ることができないだろう。やはりSEMAらしい、非常に手間のかかっている美しいビルドが特徴的であった。

北米で一足早く発売されている「オープンカントリーR/T トレイル」大型SUVを中心に抜群のマッチングを見せる

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2025年3月に国内での発売が予定さている新製品が「オープンカントリーR/T トレイル」。R/Tの派生モデルで、A/TとR/Tの中間の性能(A/T寄り)を有するタイヤだ。イメージとしてはR/Tのようなワイルドなパターンを好むが、A/Tの静粛性は魅力的…そういったユーザーにむけて、このR/T トレイルがラインナップされることになった。

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背景として特に北米市場ではオフロードタイヤ市場が非常に成熟しており、上記のような細分化された需要に応えるべく、R/T トレイルがラインナップされている。この分野を知り尽くしているトーヨータイヤだからこそ実現した、細やかな配慮が効いたモデルといえるだろう。

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実際にSEMA 2024の会場でも、A/T IIIと同様にR/T トレイルをマッチングしている車輌が多く展示されていた。国内市場で導入される製品は北米仕様とは少し異なっており、サステナビリティ素材を採用した専用チューニングが施される。まずはランドクルーザー250・300向けのサイズがラインナップされ、注目タイヤとなること間違いなしだ。

トーヨータイヤ『オープンカントリーR/T トレイル』の詳細はこちら

FOSで1番の人気者?! マッド・マイクの駆るロータリーエンジン搭載マクラーレン「Mad Mac」が東京オートサロン2025で日本初披露

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2025年1月10日より開催される東京オートサロン2025に向けて、ビッグニュースが飛び込んできた。今回のSEMA 2024でHaltechブースにも展示され、グッドウッド・フェスティバル(FOS)にむけて僅か100日間でビルドアップされたマッド・マイク選手のスペシャルマシン「Mad Mac」。今回東京オートサロン2025の開催に合わせて、トーヨータイヤブースで展示されることになった。

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Mad Macのエクステリアは、ベース車でもあるGT-3マシンのマクラーレン650S GT-3』をベースに『P1 GTR』のリアセクションをインストール。そこにTRA京都製のロケットバニーを装着して、スラムドスタイルのマイクらしいドリフトマシンに仕上げられている。極めつけはロータリーエンジンの搭載だ。今回は3ローター20Bを搭載し、マイクのマシンらしい轟音のロータリーサウンドを響かせる。足元にはトーヨータイヤのフラッグシップブランドPROXES(プロクセス)「R888RD」を装着。強力なグリップで、マイクの激しい走りを支えている。

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FOSでも大注目であったMad Macが日本で見ることができるのは、今のところ東京オートサロン2025のみ。この貴重なチャンスに、ぜひトーヨータイヤブースにいってみよう!さらに「オープンカントリー R/T トレイル」も、もちろん会場で初披露される。その他にもトーヨータイヤブースには様々なデモカーが6台展示されており、1月11日には俳優の勝地涼さんのスペシャルトークショーも開催予定。東京オートサロン2025は1月10日からスタート、トーヨータイヤブースは東ホール8へと集合だ!

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《取材協力:トーヨータイヤ》

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