本来ならば23年の夏前には発売されていたはずの新型ムーヴ。諸般の事情から後ろ倒しとなってはや一年も経過してしまった。その間に新型N-BOXやデリカミニなどバカ売れモデルが登場しているが、実は新型ムーヴは彼らと十二分に戦える性能の持ち主だったのだ。
文・写真：ベストカーWeb編集部
■歴代最強のカッコよさ!? デザインも攻め攻めでイイのよ
新型ムーヴの後席は全車スライドドアとなる。これまでノーマルとカスタムの2本立てであったがそれを一本化。もちろんノーマルとスポーティなRSという布陣だが、あえて名称をひとつにまとめることに。
そして何よりカッコイイのだ。現行ムーヴカスタムはとくに夜間の存在感たるや凄まじくオラオラ感満載であったが、RSグレードに限ってはかなりスポーティな印象に。まさに新世代というイメージなのだ。
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■あの事件さえなければ…発売延期中にライバルが猛攻!! 最大のウリ機能が日産に先越される羽目に
最大のトピックは先進装備の充実っぷりにある。登録車では一般的になりつつあるブラインドスポットをセットオプション設定。じつはこれN-BOXやデリカミニですら装備されないのだ。
これは自車の斜め後方に走っているクルマをサイドミラーにアラート表示してくれるモノで、車線変更時やクルマから降りるときにかなり役立つ機能。死角をセンサーでカバーしてくれるのだ。
ホンダのN-BOXやN-WGNなどの車種で展開している純正オプション「リアカメラde安心パック」を装備すればサイドミラーではないものの純正ナビにアラートを表示してくれる機能はあるものの、サイドミラーでそして専用のセンサーを用いるのは軽としてはかなり珍しいのだ。
というのは昨年の今頃までの話で、23年末にマイチェンで日産デイズやルークスに備わることとなってしまったのは正直かなり悔しい部分ではある。
だが、電子パーキングブレーキやブレーキホールド機能もグレードによっては装備されるとあり、未だこの先進装備の充実度は不変であるのだ。
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■ほどよいサイズがイイ!! 128万スタートならN-BOX危うし!?!?
そのうえ価格もかなりお手頃で128万円スタートというのはかなりデカいアドバンテージ。N-BOXなどの背の高いモデルよりも少し低いハイトワゴン市場で考えるとスライドドアでかつこれほどまでに充実した先進装備を備えていることを考えると、かなりコスパがイイのだ。
もっとも同じダイハツのヒットメーカー「ムーヴキャンバス」と喰い合いそうな気もするが、このデザインならかなり受けるハズ。そしてN-BOXやタントほど大きくなく、でもスライドドアが欲しいという層にはピッタリなのだ。
未だ発売時期など正式なアナウンスはないものの、これが投入されれば軽の勢力図は大きき変わる可能性も。期待です!!!!!!!!!!!!
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