三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は5月2日、トルコ共和国の現地販売代理店であるTEMSA社を通じた同国での事業開始から40周年を迎えるにあたり、新型電気小型トラック『eキャンター』の販売を開始することを発表した。

eキャンターは、車両総重量(GVW)6トン、7.5トン、8.5トンのセグメントにおいて、計5モデルが展開される。これらの車両は、ポルトガルのトラマガル工場で生産された後、完成車としてトルコに輸入される予定だ。

トルコ国内では、経済成長やインフラ整備、消費活動の活発化に伴い、ラストマイル輸送の需要が高まっている。振動が少なく、排出ガスを出さないゼロエミッション車両であるeキャンターは、都市内輸送に最適なソリューションとして注目されている。

MFTBCの海外販売・カスタマーサービス本部長、アンドレアス・ドイシュレは、「TEMSA社と協力し、トルコにeキャンターを導入することで、トラック市場を次のステップへと引き上げることができると考えています」と述べている。

TEMSA社は、FUSOの小型トラック『キャンター』をトルコ全土で販売しており、公共サービスや建設、外食、小売など様々な業種で活用されている。1984年の市場参入以来、トルコでの小型トラック市場において重要な役割を果たしてきたMFTBCは、eCanterの導入により、脱炭素化への貢献と業種の変革を目指す。

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