スバルは5月13日、2024年3月期の決算を発表した。全世界生産台数は前年比10.9%増の97万台を達成。国内生産は60万2000台で4.7%増、海外生産は36万8000台で23.0%増となった。これにより、全世界販売台数は97万6000台と14.5%増加し、北米市場を中心に堅調な推移を見せた。

連結売上収益は、販売台数の増加と為替変動の影響を受け、前年比24.6%増の4兆7029億円に達した。営業利益は75.0%増の4682億円、税引前利益は91.3%増の5326億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は92.1%増の3851億円と、大幅な増益を実現した。

いっぽう、2025年3月期の見通しについては、全世界販売台数は98万台で前年比0.4%増を見込む。しかし、売上収益は4兆7200億円と0.4%増にとどまり、営業利益は4000億円で14.6%減、税引前利益は4200億円で21.1%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は3000億円で22.1%減と、利益面では減少が予想される。研究開発費や販売奨励金の増加、為替影響がその要因となっている。通期連結業績見通しの為替レートは142円/USドル、153円/ユーロとされている。

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