SUBARU(スバル)は5月13日、SUV『フォレスター』の新型を日本だけでなく、米国でも生産すると発表した。フォレスター初の米国現地生産は、インディアナ州のSubaru of Indiana Automotive, Inc.(SIA)で開始される予定だ。
すでに米国で発表されている新型のパワートレインは、2.5リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンで、最大出力180hp、最大トルク24.6kgmを発生する。トランスミッションは、リニアトロニックCVTを組み合わせた。
新型は、エアロダイナミクスの改良により、SUVのパフォーマンスと安定性を向上させた。フロントのフェンダーアーチにエアアウトレットを設けることで、タイヤハウスから空気の抜けを良くし、フロントタイヤの浮き上がりを抑え、走行安定性を向上させている。
フロントには大胆なグリルを採用し、コンパクトなLEDヘッドライトと一体化してシールド効果を生み出している。グリルの上側には、スバルのスタークラスターエンブレムを採用した。SUVらしい大胆なショルダーラインは高さと力強さを強調し、ホイールアーチはオフロードでの走破性を強調している。フロント、サイド、リアにはアンダーガードを装備。垂直に近いリアゲートにより、荷室容量を拡大した。
インテリアには、センターインフォメーションディスプレイ一体型のマルチメディアシステムを装備した。ヘッドライナーはダーク仕上げ。新デザインのピラーと広いガラス面積により、優れた全方位視界を確保している。
スバルは新型フォレスターのガソリンエンジン車と次世代「e-BOXER」搭載車を、日本国内で生産する計画だ。いずれは米国 SIAでの生産も開始し、日米での生産領域における柔軟性を確保できるよう、進めていくという。なお、SIAでは、セダンの『レガシィ』の生産を、2025年春に終了することが決まっている。
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