HKS(エッチ・ケー・エス)は、「人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMA」および「人とくるまのテクノロジー展 ONLINE STAGE1」に出展することを発表した。テーマは「ENERGY and RESPONSEくるまとサステナブル」で、新技術を用いた製品やサステナブル商品を紹介する。
展示会は2024年5月22日から5月24日まで横浜で開催され、オンラインステージは5月15日から6月5日まで公開される。HKSは、以下のような注目の技術を展示する。
まず、EV用交換式バッテリーパック。これは環境省委託事業の一環として開発され、バッテリーを交換式とすることで稼働時間の長いルート配送車などのEV化を可能にし、物流網の脱炭素化を目指す。また、充電ステーションや車両を蓄電池として利用し、災害時対応や再生エネルギーの活用も検証する。
次に、TURBO GENERATOR(排気エネルギー回生装置)。これはタービン形状を専用設計し、エンジン回転数が低い領域からの発電を可能にした。さらに、モータハウジングを金属積層で製作し冷却性能を向上させ、シャフト・軸受を新設計することで高回転域での安全性を向上させた。
さらに、内燃機関分野における先進技術も紹介される。プレチャンバ(副室燃焼)による急速燃焼や、3Dカムシャフト(ラジアルバルブ)による燃焼室形状の最適化などが含まれる。
また、コネクテッドカーソリューションも展示される。これは選べるIoTデバイスとクラウドサービスを組み合わせ、カーボンニュートラルへの取り組みをサポートする。
その他、カーボンブレースや全天候対応フルオート電子制御サスペンションシステムなど、多岐にわたる技術が紹介される予定だ。
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