あのコロナにリムジン仕様があったってマジ!?!? 200万円台で5ナンバーサイズのリムジンは先代センチュリーを超える足元空間でお手頃VIP仕様!! 当時のリムジンと比較しながら解説!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ
■大衆車のコロナになぜリムジン?
1990年5月、トヨペット店の累計1000万円台を記念して、限定500台で販売された、コロナスーパールーミー。
ボディサイズは全長4690×全幅1690×全高1370mm。ベース車である2000EXサルーンGは全長4480×全幅1690×全高1370mmだから、ベース車である2000EXサルーンGの前後ドアの間、Bピラー部を210mmストレッチし、全長がその分伸びている。
210mmストレッチした分は、後席の足元空間にあてられている。なんと室内長は2120mmで、初代セルシオの2010mm、先代センチュリーの2045mmを凌ぐ数値だった。
当時、ほかにリムジンはなかったのか調べて見ると、Y31型日産セドリック/グロリアのブロアムⅬ、ロイヤルラウンジ、三菱ディグニティがラインナップしていたが、それぞれ高級サルーンのリムジンで、コロナスーパールーミーのような5ナンバーのリムジンはかなり珍しい。
搭載されているエンジンはノーマルのコロナと同じ、3S-FE型2L、直4DOHCで125ps/17.2kgmを発生、4速ATを組み合わせている。
それでいて価格はノーマルから36万円高の210万円なのだから、製造の手間や部品代などを考慮するとバーゲンプライスといえる。まさに庶民のリムジンといってもいいだろう。
■6ドア、8人乗り、3列シートのセダンって?
コロナのリムジンとくれば、思い出すのが、W124型ベンツEクラスのリムジンだ。なんと、ただのリムジンではない。何を血迷ったか、なんとドアを片側3枚の6枚ドアとし、3列シート8人乗りとしたのだ。
この260Eロングは6ドアリムジンで、標準ボディから80㎝ストレッチして3600mmのロングホイールベース化。なんと全長は5540mmというバカデカさ。ボディサイズは全長5540×全幅1740×全高1480mm。
よく写真を見ると、2列目、3列目シートは、本来の足元スペースを拡大するリムジンの役目というより、送迎用として開発されたようだ。
搭載されたエンジンは165ps/23.0kgmを発生する2.6L、直6SOHCで4速ATを組み合わせる。
当時、正規輸入代理店だったヤナセが10台ほど輸入したそうだが、現在、中古車市場には、1992年式:288万円、1991年式:378万円、1992年式:550万円と3台流通している。メーカー純正の6枚ドア8人乗りリムジンというのも世界的に珍しいので、興味持たれた方はぜひ!
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