ステランティスジャパンは、ジープ・ブランドの本格オフローダー『ラングラー』(Jeep Wrangler)の新型モデルを、5月10日より日本全国のジープ正規ディーラーで発売した。価格は799万円(消費税込み、以下同じ)からだ。
新型ラングラーは、伝統的な7スロットグリルや台形ホイールアーチを受け継ぎつつ、よりタフで快適な走行を実現するデザインが特徴である。ラインナップは「Unlimited Sport(アンリミテッド・スポーツ)」、「Unlimited Sahara(アンリミテッド・サハラ)」、「Unlimited Rubicon(アンリミテッド・ルビコン)」の3グレードで構成されており、エントリーグレードの追加により、より多くの層にアピールする内容となっている。
エクステリアでは、フロントウインドシールドに統合されたアンテナや新しいブラックテクスチャーの7スロットグリルが採用され、スタイリッシュな外観とオフロード時の機能性の向上を実現。また、各グレードに応じたホイールとタイヤの組み合わせも特徴的である。
ジープ『ラングラー』外装インテリアでは、「Unlimited Sahara」および「Unlimited Rubicon」グレードに12ウェイパワーアジャスタブルシートを初めて採用し、全グレードにサイドカーテンエアバッグを標準装備。さらに、12.3インチタッチスクリーンが全グレードに標準装備され、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応している。
ジープ『ラングラー』内装走行面では、「Unlimited Rubicon」グレードに新たに搭載されたフル・フロート・リアアクスルが最大牽引能力を向上させている。
新型モデルの発表を記念し、2車種の限定モデル「Unlimited Rubicon High Velocity(アンリミテッド ルビコン ハイ ベロシティ)」と「Unlimited Sahara ローンチエディション」が発売される。前者は10台限定で税込8,990,000円、後者は300台限定で税込8,490,000円である。
ジープ「ラングラー」は、アイコニックなデザインと悪路走破性を特長とし、2018年に第4世代モデルが国内導入されて以来、ジープ・ブランドの中で高い人気を誇るモデルである。2023年末時点での国内累計販売台数は25,000台を超え、シリーズ最多の販売台数を記録している。
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