去年9月に亡くなった小城市出身の染色家・陣内久紹さんの作品展が故郷の小城市で開かれています。

この作品展は京友禅を専門とする染色家で去年67歳で亡くなった小城市出身の陣内久紹さんの作品を多くの人に楽しんでもらおうと開かれたものです。
会場には11点の着物と作業道具などが展示されていて陣内さんの作風や作業工程を楽しむことができます。
陣内さんの作品は細かい斑点模様の柄が特徴でぬれた生地の上に粒状ののりをふり、その上から染めることでのりの部分が染まらない「蒔糊」という技法を使っています。

こちらは桜の花びらが浮かぶ水面下をコイが泳ぐ様子を描いた「悠游」という作品。
陣内さんの特徴的な技法や細部へのこだわりなどがよく表れています。

この作品展は小城市立歴史資料館で6月2日まで開かれていていて月曜は休館日です。

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