SNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺の被害が全国で急増しているなか、愛媛県松山市で27日に登場したのが「だまされん診療所」。被害に遭いやすいか「問診」し、防ぐためのポイントをレクチャーしました。
松山市のスーパーで買い物客に問診する白衣の男性。質問しているのは…
「ウイルスに感染しているので、直すためには電子マネーを購入して番号を送ってくださいみたいな…今までそういう画面出たことはないですか?」
実は白衣をまとっているのは警察官。この取り組みは、去年夏ごろから急増しているSNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺の被害を防ぐため実施。この犯罪では、有名人を名乗るなどの手口でSNSを使ってウソの投資に誘い、不慣れな中高年層をターゲットにしています。
「だまされん診療所」では悪質な詐欺を「病気」に例え、白衣をまとった警察官が買い物客に「自宅に固定電話を設置しているか」「投資に興味があるか」などを「問診」し、詐欺にあわないためのポイントをレクチャーしました。
買い物客の男性:
「(固定電話にかかってきた電話は)全部取ってる」
白衣を着た女性警官:
「取らんのが一番いいんですよ。(留守番電話にして)録音されてるのを聞いて折り返すのが一番の対策なんですよ」
診療所を訪れた人には最後に「SNSで知り合った相手にお金を預けないこと」など、基本的な対処法を書いた「処方箋」のチラシを渡し、被害の防止を呼びかけました。
県警生活安全企画課・酒井真由美課長補佐:
「SNSで投資やお金の話が出たときは詐欺を疑い、近くの知人や警察に相談をしていただきたい」
警察によりますと、愛媛県内ではSNS型の投資・ロマンス詐欺による被害が4月末時点で59件確認され、被害額は約4億2500万円に上っています。
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