岩手県盛岡市と東京都のペットフード販売会社が5月27日、災害の発生時に市の要請に応じて避難所にペットフードを迅速に供給するための協定を結びました。

27日の締結式では盛岡市の内舘茂市長とペットフードの輸入・通信販売を手掛ける「レティシアン」の野原あす菜マネージャーが協定書に署名しました。

これは災害救助犬の育成プロジェクトを展開する岩手日報社が両者に提案して実現したもので川村公司社長も同席しました。

盛岡市 内舘茂市長
「飼い主の皆さんの安心に寄与するものであり、盛岡市の災害対応力の向上・市民の安心安全につながる」

この協定により地震などの災害が発生した際、レティシアンは市の要請に基づいてペットフードなどを避難所に迅速に供給、その代金や輸送費などはレティシアンがすべて負担します。

レティシアン 野原あす菜マネージャー
「東日本大震災を経験した東北から輪を広げることは意義のあること。取り組みをここを拠点に全国に広げることをサポートしたい」

市はこれまでも企業などと災害時の食料供給に関する協定を結んでいますが、ペットフードに特化した協定は初めてだということです。

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