最上町・赤倉温泉に、日本初の「おむすび型サウナ」を備えた癒し空間が完成した。サウナを愛する男たちの夢が形になろうとしている。

「せーの! イメージ通り。ちょっと向き変えようか」

自然と調和した美しい庭。癒しの空間「サウナリトリート」づくりが大詰めを迎えていた。
町の中心部から車で10分。
温泉宿「湯の原(ゆのはら)」の敷地内に完成したその名も「湯の原サウナリトリート」。

(総合デザイナー・佐藤友彦さん)
「いろんなサウナに入ってきたが、ここまで気持ち良く外気浴できる施設はなかった。もともと自然豊かな場所。その中にサウナを置いて、手に触れられるところに山採りの木を配置して、楽しんでもらえる空間にしている」

住宅リフォームの会社を経営する橋本さんなど町内のサウナ好きが集まり、プロジェクトがスタートしたのは半年前。
地元最上町の木材を使ったおむすび型サウナ「omusubi」を核とした癒しの空間づくりがスタートした。

(湯の原サウナリトリート発起人・橋本広幸さん)
「県工業技術センターの力添えで、アルミと木の組み合わせで輻射熱の数値も計った。“おむすびの形状”が最適だとわかり特許を出願中」

身も心も整えてくれるサウナの魅力を多くの人に伝えたい。
サウナブームに乗り、クラウドファンディングで資金を集め、夢を形にしてきた。

(総合デザイナー・佐藤友彦さん)
「サウナ自体に、体の芯から温まる工夫がされている。ライトアップもしているので、ここに来たら仕事も日々のストレスも完全に忘れられる空間にしたい」

こだわりは「食」や飲み物にも。
栄養価の高い赤倉産のアスパラやニラ、地鶏を使った「サウナ飯」。ドリンクメニューには地ビールも加えた。

(総合デザイナー・佐藤友彦さん)
「おむすびサウナの“おむすび”は“縁結び”の意味合いもあって、人と人とがつながれる。心も体もリフレッシュして、豊かな人生を送ってもらいたい」

こだわりが詰まった赤倉温泉「湯の原サウナリトリート」は、6月2日にグランドオープンする。

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