これからの大雨シーズンを前に、福岡県北九州市で冠水の危険が高い道路、いわゆるアンダーパスで被害を防ぐための安全点検が行われました。

29日朝、北九州市小倉北区の「東篠崎アンダーパス」では、大雨の際に「冠水」を知らせる電光掲示板の点検のほか、通行止めにする際の手順の確認が行われました。

「アンダーパス」は、鉄道や道路の下を通り、周辺より低く、短時間で大雨が降ると冠水しやすい危険な場所です。

北九州市内にあるアンダーパスはあわせて25か所。

2013年の豪雨では、このうち16ヵ所が冠水し、車11台が立ち往生する被害も出ています。

◆北九州市 都市整備局 道路維持課 中村妃佳里さん
「(アンダーパスは)通ってみないと、どれくらい水が溜まっているかわからないので、ちょっとでも危ないなと思ったら、無理せず、他の道から安全に通行するのが一番」

北九州市では29日までに25ヵ所すべての点検を終えていて、「大雨の際には通らず迂回してほしい」と改めて呼びかけています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。