4月6日から始まった「春の全国交通安全運動」にあわせて、15日朝、松江市の通学路で、事故防止のための安全指導が行われました。
事故に遭いやすい「魔の7歳児」を守ります。

警察官:
「おはようございます。いってらっしゃい」

15日午前7時から、松江市の法吉小学校近くの通学路で、松江警察署の警察官10人が登校する児童・生徒らに声をかけ、正しい横断歩道の渡り方などを指導しました。
過去10年間の歩行中の子どもの死傷者を調べた鳥取県警のデータによると、死傷者の総数は153人で、このうち小学1、2年生にあたる7歳が33人と最も多くなっています。
1人で出歩く機会が増えることなどから事故に遭いやすいとされ、「魔の7歳児」とも呼ばれています。
15日の安全指導は「春の全国交通安全運動」の一環で行われ、慣れない通学路で事故に遭わないよう、特に低学年の児童に対して、重点的に注意を呼びかけました。
また、車の運転手にも安全運転を心がけてもらおうと、道路には速度違反を記録する可搬式のオービスが設置され、制限時速を超えて走る車の取締りが行われました。

松江警察署交通捜査課・岩元淳係長:
「子どもだけでなく、(車の)運転手は歩行者に対して、思いやりを持った運転を心がけ、交通ルールを守ってほしい」

島根・鳥取両県警によると、2024年に発生した交通事故は両県ともに前年に比べて減っていますが、死者は鳥取県で1人増えていて、警察はドライバー、歩行者ともに交通ルールを守った行動をしてほしいと呼びかけています。

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