JR千葉支社が京葉線の各駅停車の一部を快速電車にすると発表したことについて、沿線自治体の首長からは評価する声が上がる一方、「不十分」や反対の声も聞かれた。
熊谷俊人知事は30日、「定期的な春のダイヤ改正を待たずに、秋口にダイヤ変更を実施するという異例の対応をして頂き、大変感謝している」と歓迎のコメントを出した。大網白里市の金坂昌典市長も「満足のいく内容ではないが、一定の評価はしたい」と話した。
千葉市の神谷俊一市長は「1年を待たず異例の対応」とする一方、「全体で70点。必ずしも十分ではない」と話した。夕方の上り快速の回復が図られていないことを指摘し「市が進める企業立地やイベント開催への影響に懸念が残る」として、引き続き協議を続ける考えを示した。
一方、快速が止まらない新習志野駅がある習志野市の宮本泰介市長は「1日最大12本の各駅停車がなくなる。駅利用者を粗末に扱う変更であり反対」とコメントした。【松尾知典、柴田智弘、高橋秀郎、石塚孝志】
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