河川の大規模な氾濫が発生した時の「逃げ遅れゼロ」を目指した岩手県と沿岸自治体などの協議会が、5月30日に宮古市で開かれ、久慈市では夜でも分かる「避難目標地点」の看板設置が進められていると報告されました。

会議は2016年の台風10号による豪雨災害を教訓に、県内を3つの地域に分け国と県が各市町村などと防災対策や情報共有を進めるために設けられました。

30日は沿岸の自治体を対象とした三陸圏域の協議会が宮古市で開かれ、各市町村から2023年度の取り組みと2024年度の方針が報告されました。

このうち久慈市では、2023年度に津波避難計画の改定に伴い避難マップの配布と避難訓練を実施しました。

204年度は「避難目標地点」について、夜間でも確認できる看板の設置を進めている事が紹介されました。

県河川課 菊池博流域治水課長
「地域の自治体におきましては、それぞれの防災力を持って命を守る行動を取っていただくための取り組みをしてほしい」

協議会では今後も情報を交換し、より実践的な防災対策の強化を進めていきたいとしています。

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