6月1日からHIV検査普及週間が始まります。県内の保健所では検査体制を拡充し、HIVの早期発見を呼びかけています。
2023年県内で新たに報告されたHIV感染者は14人で、このうち、診断の時にすでにエイズを発症していた人は6人とその割合は42.9%と高く、全国の30%を上回っています。
HIVに感染すると2~3週間後に風邪のような症状が出て、その後数年から10年ほどかけて無症状のまま進行し、やがてエイズを発症します。
早期に発見し、治療すれば発症を防ぐことが可能で、感染者でも通常の生活を送ることができます。
1日から始まったHIV検査普及週間の間、県内6つの保健所では検査日を増やし、夜間も実施するなど体制を拡充しています。
予約制の検査は無料で匿名でも受けることができ、結果が1~2時間後にわかる即日検査も実施していることから、県は、この機会を利用し早期発見につなげてほしいと呼びかけています。
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