長野県塩尻市で1日、ニホンジカの罠にかかったクマに市の職員が襲われ指に軽いけがをしました。クマはその場で駆除されました

塩尻市によりますと1日午前7時過ぎ、市内宗賀の山林でニホンジカ用に仕掛けた「くくり罠」にクマがかかったと通報がありました。

市職員の20代の男性1人と猟友会員2人が現場に駆け付けましたが、罠のかかりが浅く外れる危険が高かったため県などと相談の上、駆除しようとしたところ、午前8時45分頃、罠が外れてクマが襲って来たということです。

クマは市職員の左手の親指付近に噛みつき、猟友会員が猟銃で駆除しました。

職員は自力で病院に行き、指を5針縫ったということです。

クマは体長80センチくらい、年齢は3歳くらいと見られ性別はわかっていません。

塩尻市は防災放送や緊急メールで市民にクマへの注意を喚起することにしています。

去年10月には長野県飯山市でくくり罠にかかったクマに猟友会員の男性が襲われ亡くなったケースもありました。

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