6月最初の日曜日の2日は、東日本と北日本で大気の状態が非常に不安定になり、局地的に雨が強まっている。

一方、千葉・成田市の観光牧場「成田ゆめ牧場」では、朝から日差しが出ていて子どもたちは芝生を滑るアトラクションや牛の乳搾りなどを楽しんでいた。

ところが、午後2時半過ぎ、雨が降り始め子どもを抱いて走る人の姿があった。

実は、「成田ゆめ牧場」では1日から降水確率に応じて入場料を割引するキャンペーンを始めている。

2日は午前8時時点の降水確率が30%だったため、30%割引に。
降水確率が100%の日は入場料は無料となる。

訪れた人たちは「(3人で)4800円が3360円です」「大きいですね。割引があるのを聞いて、来てもいいかなって」「お得な感じがする。その分浮いたお金で餌をあげたりできるので助かります」などと話していた。

2日は西日本などでは晴れて、各地で夏日となった。

最高気温が28度を超えた鹿児島市に近い鹿児島・日置市では、420年以上続く伝統の田植え祭「せっぺとべ」が行われた。

田んぼの中で円陣を組み、歌ったり飛び跳ねる参加者。

「せっぺとべ」とは、鹿児島弁で「精いっぱい跳べ」という意味で、田んぼの土をこね害虫を踏みつぶし、ことし1年の豊作を願う。

見物客の1人は、「すごく楽しかったです。初めて見て、みんなどろんこになって」と話した。

兵庫・豊岡市の水族館「城崎マリンワールド」では、4日から始まる「歯と口の健康週間」を前に、歯磨きの大切さを学んでもらおうと、セイウチの女の子「そら」の歯磨きを子どもたちが手伝った。

約50cmもある長い牙をブラシでゴシゴシ磨く子どもたち。

参加した子どもたちは「楽しかったし迫力とかがすごかったです」「自分も歯磨きしたくなってきた気分です。みんな歯磨きしてね!」などと話していた。

そうした中、大相撲夏場所で史上最速の初優勝を飾った大の里関が、ふるさと・石川県に凱旋(がいせん)。

金沢市内の避難所を真っ先に訪れ、大の里関は「15日間応援ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

避難所には今も約50人が身を寄せている。

大の里関は快くサインに応じ、避難生活を続ける人たちと写真を撮り、元気付けていた。

避難者の1人は「握手してもらって元気になりました。もうちょっと頑張らなくちゃと思って」と勇気をもらっていた。

大の里関は「こういうところに来られて、たくさんの方に優勝を報告できてうれしいですし、石川のことを思って土俵で戦い続けて、いい結果が残せてよかったなと思います」とコメントした。

午後は、金沢市内のホテルで後援会の祝賀会に参加した。

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