鹿児島市が6月1日付で新たに設置した火山防災専門官に、京都大学防災研究所元教授の井口正人さんが就任し、6月3日、辞令交付式が行われました。
3日午前、鹿児島市の下鶴隆央市長から、京都大学防災研究所元教授の井口正人さんに辞令が交付されました。
井口さんは40年にわたって桜島の観測や噴火予知の研究を行ってきた知見を生かし、6月1日付で、鹿児島市専属の火山防災専門官として就任しました。
任期は3年です。
鹿児島市 火山防災専門官・井口正人さん
「大学の研究者であれば行政に対して、あくまでもアドバイザーの位置にしかいない。防災対策を進めるためには、行政の中に入っていって、研究を一体となってやっていかないと、外にいる大学では限界がある。行政の中に入っていくのは非常に意義がある」
井口さんは、2025年度から市が運用する桜島火山防災研究所の研究計画の策定に取り組むほか、桜島の大規模噴火発生時には、避難指示を発令するための助言も行います。
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