国の重要無形文化財に指定されている沖縄県伝統の織物芭蕉布の展示会が、愛媛県西条市の文化施設で開かれています。

西条市の五百亀記念館と愛媛民藝館で開かれている『喜如嘉の芭蕉布物語』は、戦時中に途絶えかけた芭蕉布の復興に力を尽くし、おととし亡くなった人間国宝平良敏子さんの歩みを通し、沖縄伝統の織物の魅力を紹介しています。

沖縄県大宜味村の喜如嘉集落に伝わる芭蕉布は、バナナの仲間の糸芭蕉の茎から繊維を取り出し織りあげるもので、この布で作った衣服は薄くさらりとした肌ざわりが特長です。

会場には芭蕉布で作った着物や壁飾りのほか、全て手仕事で行われる織物の工程を紹介したパネルなど約150点を展示。

訪れた人は伝統の織物が放つ、独特の光沢や風合いを楽しみながら、平良さんがつないだ喜如嘉の文化に魅入っていました。

『喜如嘉の芭蕉布物語』は6月23日まで開かれています。

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