水害や土砂災害の危険性が高まる出水期を前に新潟県が注意を呼びかけました。元日の能登半島地震によって地盤が緩んでいる場所もあるため、例年以上に平時の備えが重要です。
おととし、県内でも大雨特別警報や線状降水帯の発生による顕著な大雨に関する気象情報が発表されるなど、毎年、水害の危険性が高まる出水期。
6月3日、県庁で行われた説明会では、土砂災害警戒情報が出た場合は危険な場所から避難すること、高齢者や乳幼児などがいる場合は大雨警報の段階で避難を開始することなどが呼びかけられたほか…
【県土木部砂防課 逢坂康之 課長】
「現在は能登半島地震で揺れの大きかった震度5強以上の地域は地盤が緩んでいる可能性が高いため、雨による土砂災害の危険性が通常よりも高まっていると考えられる」
このため、土砂災害警戒情報については元日の能登半島地震で震度5強を観測した場所は通常の基準の〈8割〉、震度6弱の場所では通常の〈7割〉で発表するとしています。
【県防災局危機対策課 新保直人 課長】
「近年は毎年のように全国各地で大雨により大きな被害が発生している。県民の皆様には避難に関する情報を受け取った場合は、迷わず速やかに避難行動を取り、自分と家族を守ってください」
県は県公式アプリ『新潟県防災ナビ』を活用することや事前にハザードマップで自宅周辺の危険度などを確認するよう呼びかけています。
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