2023年度の岩手県立病院の決算が発表され、岩手県内20の病院の内17の病院で赤字となりました。
経常損益は約32億円の赤字で、過去最大となっています。

県医療局によりますと、2023年度の県立病院の総収益は1167億円余りだったのに対し、総費用は約1202億円でした。

この結果、経常損益は32億円余りの赤字で過去最大となりました。
経常損益が赤字になるのは7年ぶりです。

病院別では、20の県立病院のうち中部・胆沢・磐井を除く17の病院で赤字となっています。

新型コロナウイルスに伴う診療体制の制限により、患者数は入院・外来ともに減少したほか、国の補助金などが減り医業外収益が2022年度に比べ28億円余りの大幅な減少となりました。

収益が伸び悩んだ一方、職員の給与や薬剤などの材料費が増加しています。
これで県立病院の累積の欠損金は428億円余りとなりました。

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