自転車の事故をプロのスタントマンが再現して衝撃や恐ろしさを学ぶ交通安全教室が、6月3日、岩手県盛岡市の大宮中学校で開かれました。

この交通安全教室は、自転車を利用する機会が多い中学生に事故の怖さを知ってもらおうと、JA共済連岩手と県警が毎年開催しています。
3日は大宮中学校の全校生徒約500人が参加しました。

安全教室では、映画やドラマで活躍するスタントマンが実際にあった事故を元に、8つのパターンを実演しました。
トラックが左折しようとしたとき、内輪差で自転車を巻き込んだ事故などが再現されました。

大宮中学校では約半数の生徒が自転車で通学していて、3日は小さな油断が大きな事故につながることを学んでいました。

参加した1年生
「ちゃんと右左見て、巻き込まれないように気を付けようと思った」
「自分も加害者にも被害者にもなるから、しっかりと横断歩道を渡ったり、身の回りの生活に色々な危険があるから周りをしっかり見て行動したい」

県警によりますと、県内で自転車が絡む事故は2024年に入ってから4月末までに24件発生し、このうち10件は中高生が関係しているということです。

盛岡東警察署 山崎幸弘交通官兼交通第一課長
「中高生の自転車による交通事故が多く発生している。自転車のルールをしっかり守るように周知していきたい」

この交通安全教室は、6月に他3つの中学校や高校でも開催されることになっています。

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