海や川で遊ぶ機会が増えるこれからの時期、注意しなければならないのが「水の事故」です。

子供の命を守るために、4日、教職員が着衣水泳を体験しました。

講習会に参加したのは、福岡市内にある中学校の教職員36人です。

この講習会は、水難事故が増える夏を前に、子供たちに「着衣泳」の指導ができる教職員を育てようと毎年行われています。

警察によりますと、去年の夏、福岡県内で発生した水難事故は12件。

うち7人が命を落としています。

もしも、海や川に落ちてしまったらー

講習会では、慌てず、自分の命を守る方法が伝えられました。

◆講師
「誰かが助けてくれるまで、浮いて呼吸を確保して下さい」

大切なのは「服や靴は脱がずに浮いて待つ」こと。

さらに、服の中に空気を取り込むことで、浮く力が増すといいます。

◆講師
「(水に浮いた服の上から)水面をたたいてください。そしたら空気が入って浮きます」

◆参加者した教職員
「泳ぐより浮く方が、疲れ、きつさが少ない。理にかなっているなと感じました」

◆参加者した教職員
「(生徒にも)できれば体感をしてほしい。私も水泳は苦手な方じゃないけど、全く泳げなかったので、そのことも伝えられたらいいかと思います」

主催した日本赤十字社は、「水難事故の8割は着衣した状態で起こっている。正しい知識を習得し、周囲の大人にも意識を高めてもらいたい」と話しています。

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