新潟県新発田市で鶴岡市出身の当時20歳の女性を殺害した罪などに問われている男の裁判で、検察側が「上告」を断念したことがわかった。
この裁判は2014年、喜納尚吾被告が鶴岡市出身で当時20歳の女性が運転する車に乗り込んで連れ去り、わいせつな行為をした上で殺害するなどの罪に問われたもの。
一審で検察が「死刑」を求刑し、弁護側は「無罪」を主張する中、新潟地裁は2022年、「無期懲役」の判決を下している。
この判決に対し、検察と喜納被告の双方が控訴していたが、5月の控訴審で東京高裁は双方の控訴を棄却し、一審の「無期懲役」判決を支持していた。
喜納被告は判決を不服として上告しているが、東京高検は4日、上告を断念したことを明らかにした。
理由について東京高検は、「上告理由を見い出せなかったため」とコメントしている。
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