愛媛県新居浜市の小学校で5月下旬、児童がクラスメートとぶつかり頭の骨を折る大ケガをしたにも関わらず、学校がすぐに救急車を呼ぶなどの措置をとっていなかったことがわかりました。児童の保護者は「強い憤りを感じる」と話しています。

新居浜市教育委員会によりますと、新居浜市の小学校で5月24日朝、2年生の男子児童が中庭で同じクラスの児童2人とぶつかって転倒。地面で頭を強く打ち、おう吐して顔色も悪かったため学校は保護者に連絡。母親が救急車を呼ぶよう求めましたが学校側は対応しませんでした。

母親は学校に到着しても児童に依然頭痛と吐き気があったため、再度学校に救急車を呼ぶよう要請。転倒から約40分後に救急車を呼んだとしています。

児童は頭の骨が一部折れていたほか外傷性くも膜下出血もあり、一時病院のICUに入っていたということです。また3日後に退院したものの、ふらつきと頭痛があり5日時点も登校できていません。

市教育委員会は「あってはならない事故対応で不適切と言わざるを得ない」とし、教育長が校長に注意と指導を行ったということです。

男子児童の保護者は「一歩間違えれば命の危険があったかも知れない。なぜすぐ救急車を呼んでくれなかったのか強い憤りを感じる。学校は子どもの安全を守る配慮をしてほしい」と話しています。

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