秋田市の園児たちが6日、青空の下でサツマイモの苗植えに挑戦した。おいしく育つように一生懸命苗に土をかぶせ、秋の収穫を楽しみにしていた。
サツマイモの苗植えに挑戦したのは、秋田市にある新屋幼稚園・ほいくえんの園児108人。食の大切さを感じてもらおうと、園が50年以上前から取り組んでいる。
6日は、手伝いに来てくれた祖父母と一緒に作業。園児たちは、掘ってもらった穴に丁寧に苗を入れ、水をかけながら優しく土をかぶせた。
年長の園児は、少し難しい縦植えに挑戦した。
通常の横植えは、栄養がバランス良く行き渡り、大きさが均等のイモがたくさん実るが、縦植えは、イモ1つに栄養が集中して比較的大きく育つため、違いを学ぶことができる。
手を泥だらけにしながら、みんなで力を合わせた園児たち。80坪の畑に約350本の苗をすべて植えた。そして「大きくなあれ、大きくなあれ」と声をかけていた。
園児たちは「縦植えが楽しかった。天ぷらにして食べたい」「やきいもにしたい」「世界より大きいおいもに育ってほしい」と話していた。
新屋幼稚園・ほいくえん 鎌田順子園長:
「子どもたちは畑に携わることがなかなかない。一緒に育てていく中で成長を楽しみながら、また食して食育の力もつけていきたい」
園児たちは10月にサツマイモを収穫し、給食や自宅で秋の味覚を楽しむ予定。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。