総務省の家計調査によりますと、4月に2人以上の世帯が消費に使ったお金は物価の変動を除いた実質で、前の年の同じ月に比べて0.5%増えました。増加は14カ月ぶりです。
入学シーズンとなり授業料や仕送り金が押し上げたほか、平年に比べて気温が高かったため、洋服への支出が増えました。
一方、ダイハツの認証不正による生産・出荷停止の影響で、自動車購入費が前の年の同じ月に比べてマイナス43.2%と大幅な減少となりました。
さらに、生育不良や価格高騰の影響で野菜や肉類など食料品への支出も前年同月比で2.7%の減少となりました。
4月末の3連休など季節的な要因を除くと3月に比べて1.2%減っており、総務省は「一時的に消費が増加したものの、上向いているとは言えない状況だ」と分析しています。
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