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自民党内で岸田総理への批判が渦巻くなか、いま注目されているのが「HKT」。そして「小石河陽子」。一体、誰なのでしょうか?

■総裁選へ号砲?菅前総理が「HKT」会食

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福岡の博多を拠点に活動する女性アイドルグループと言えば「HKT48」ですが…
永田町にも“HKT”と呼ばれる人たちがいることをご存じですか?

萩生田前政調会長、加藤前厚生労働大臣、武田元総務大臣。頭文字をとって「自民党のHKT」。ポスト岸田候補と目されている次世代のリーダー候補です。

そのHKTの3人が6日夜、都内の寿司店に集まりました。HKTのほかに小泉進次郎元環境大臣の姿も。その4人に声をかけたのが菅義偉前総理大臣でした。

■岸田氏批判のなか 自民中堅議員「なんか思惑が」

内閣支持率の低迷が続く岸田総理。衆議院の解散をせずに、9月の自民党総裁選挙で再選を目指す方向で検討しています。

その自民党総裁選挙までおよそ3カ月。岸田総理・総裁を続投させるのか、自民党内が動き始めています。6日の会食について、ある議員は…

自民党中堅議員
「(HKTは)いつも定期的に集まっているメンバーだけど、な〜んか思惑がありそうな感じはあるよね。総裁選はいろんな人が出た方がいいよ。加藤さんは自分から政局をつくるようなことはしない人だけど、求められたらやる人だからね」

菅前総理が呼びかけた会食は総裁選を見据えた動きなのか。

政治部 与党担当 笠井美来記者
「きのう(6日)の会合では、 政治資金規正法の改正をめぐる国会の動きや、岸田総理の政権運営について意見交換をして、厳しい状況だという認識は共有したようです。いま党内では、岸田総理では 次の選挙は戦えないという声が強くなってきています」 「そんななか、やはり、岸田総理と距離を置く菅前総理がキーマンだとされていて、総裁選を見据えた動きだとして憶測を呼んでいます。その菅前総理が目をかけているのが、自分が総理時代に閣僚を務めた(HKTの)3人です。中でも加藤勝信さんは総裁選への意欲を隠していません。また、岸田総理はこうした動きに警戒感を示しているといいます。 非主流派の議員は、この国会が終われば、さらに政局化していくだろうと話しています」

6日の会食について党内ではこんな冷ややかな見方も。

自民党幹部
「当てつけだろう。ああいうことを表立ってするから、逆に主流派の結束が強まるんだ。あのメンバーに総理になれる人いると思うか?」

ポスト岸田を巡っては「HKT」だけでなく、「小石河陽子」と呼ばれる人たちもいます。

小泉元環境大臣、石破元幹事長、河野デジタル大臣、上川陽子外務大臣で「小石河陽子」です。ポスト岸田をめぐる動きは激しくなるのか、注目されます。

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