6月16日で新潟地震から60年です。新発田市の施設で7日、防災キャンプが行われ、児童たちが避難所の設営や防災グッズづくりを通して、災害発生時の対応について学びました。

新発田市で7日に行われた防災キャンプ。

【桶屋美圭アナウンサー】
「児童たちがダンボールで一生懸命作っているのは、災害発生時に不可欠な避難所です」

新発田市では災害の恐ろしさについて考え、防災意識を高めてもらおうと毎年、防災キャンプを行っています。

この日は川東小学校の4年生31人が参加し、5つの班に分かれて避難所の設営に挑戦しました。

災害発生後、多くの人が集まる避難所。どのように仕切り、どんなルールが必要かを事前学習で考えていた児童たちは…

【児童】
「まず、みんなのところ仕切って、真ん中にも仕切りを作って…お~、すげ~!」

他の班のアイデアも取り入れながら、メンバーと協力してスムーズに設営していきます。

【児童】
「一人一人が安心して避難できるように、(避難場所で生活する時の)個人個人の気持ちを大切にした」

さらに、緊急地震速報が出された際、自分の命を守る行動が取れるかを抜き打ちチェック。講評もしっかり聞いて、災害への意識を新たにしていた児童たち。

その後は、新聞紙でスリッパやコップを作るなど、避難所生活に役立つ知恵を身につけていました。

【児童】
「地震が起きたらどういう感じになるのか、新聞紙でスリッパを作って色んなことを学べた」

【新発田市教育委員会 生涯学習課 荒木一成さん】
「自分の命は自分で守る。命を守った後は、災害から生き抜く知恵を子どもたちにつけたいと思っている」

防災キャンプは新発田市内の小学校全15校で行われるほか、元日に発生した能登半島地震を受け、家族で防災意識を高めてもらいたいと、6月16日には家族向けの防災キャンプも行われます。

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