12年前、岡山市の県立高校で男子生徒が部活の監督から叱責を受け自殺した問題で、岡山県教委が検討している再発防止策の実施に向け外部の有識者から意見を聞く会合が6月8日開かれました。
2012年7月、岡山操山高校で野球部のマネージャーをしていた当時2年の男子生徒が監督の激しい叱責を受け自殺した問題について、県教委は再発防止策案を取りまとめ、実施に向けて有識者による検証を行っています。
8日の会合には大学教授など4人の有識者が出席し、「子供が声をあげられる窓口を設けその安全性を明記すべき」との指摘や、「再発防止策を学校現場にどう浸透させていくか教員の研修を含め検討が必要」などといった意見が出されました。
(会合を傍聴した男子生徒の遺族は)
「息子の事件に対する県教委の保身ではない実効性を第一に考えた再発防止策の策定が一刻も早く進むことを願っている」
県教委は、今回の指摘や遺族の意見などを踏まえ再発防止策を完成させ早期の運用開始を目指しています。
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