7月から8月にかけてピークになるという「咽頭結膜熱」いわゆる「プール熱」。気になる症状と対策を医師に聞いた。
福島県郡山市の「じんキッズクリニック」では「咽頭結膜熱」の患者数が5月は1人だったが、6月はすでに2人と増え始めている。(6月10日時点)
酒井信子副院長は「38度から40度程度の高熱と、激しい喉の痛み、目が赤くなるなど、結膜炎の症状が特徴の風邪の一種です」と説明する。
プールの水やタオルの共有を介して感染が拡大することから「プール熱」と呼ばれていたが、せきやくしゃみなどの飛沫でも感染。タオルやハンカチの貸し借りを避けることや、基本的な予防の徹底が有効だという。
酒井副院長は「タオルを共用しない。プールの後には、目をしっかり洗う。感染の基本的な予防対策としても手洗いうがいはしっかり行うことが大切です」と注意を促した。
国の基準では、1つの定点医療機関あたり1週間の患者数が3を超えると警報レベルとなるのだが、郡山市と県北の保健所管内では、すでに3を超えている。
RSウイルスも流行が見られているので、乳幼児も含めてこまめな手洗いが大切だ。
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